比較サイトは「選ぶためのメディア」であり、ユーザーは答えを探しに訪れます。
そのため、デザインには「見やすさ」「わかりやすさ」「信頼性」が強く求められます。
本記事では、比較サイトのデザインにおいて、ユーザー体験(UX)とコンバージョン率(CVR)を両立させるためのポイントを解説します。
1. 比較表のレイアウトは“横型”が基本
多くのユーザーは、横にスクロールするよりも縦にスクロールするほうが得意です。
しかし、商品やサービスを横並びで比較する場合、**「横型の比較表」**が一番直感的で見やすい構成となります。
- 各社・各商品を列に
- 評価項目(価格、機能、サポートなど)を行に
これにより、ユーザーは一目で違いを認識できます。
2. アイコンと色の使い方が命
数字や文章だけの比較表は、情報過多になりやすく、理解しにくい傾向があります。
以下のような視覚的サポートを使うことで、情報を素早く伝えることができます。
- 星の数(★)で評価の可視化
- チェックマークやバツ印で可否の表現
- 色分け(青=標準、緑=推奨、赤=注意)
ただし色に頼りすぎず、文字情報やアイコンと併用することで、色覚多様性にも配慮することが重要です。
3. ランキング機能は「信頼性」の鍵
単なる並び順ではなく、「どんな基準で並んでいるのか」を明示することで、信頼度が変わります。
- 「ユーザー満足度順」
- 「コストパフォーマンス順」
- 「編集部おすすめ順」
これらを選択式で切り替えられるUIは、ユーザーにとっての“比較の自由度”を高め、離脱率の低下にもつながります。
4. コンバージョン導線は自然に
比較サイトは情報提供が主目的ですが、最終的にはCV(問い合わせ・申込み)へつなげたいという意図があるはずです。
そのためには、以下のような導線設計が有効です。
- 比較表の下や右側に「詳細を見る」「無料相談」などのボタン
- 固定ヘッダーに資料請求や購入ボタンを配置
- スマホ画面では下部ナビゲーションにCTAを集約
あくまで「選びやすくする」ことが第一であり、押しつけがましくならないデザインが大切です。
まとめ
比較サイトは、ただ情報を並べるだけでは意味がありません。
「見やすい」「わかりやすい」「信頼できる」という要素を兼ね備えたデザインが、UXとCVRを両立させる鍵となります。
比較サイトのデザインやUIにお困りの方は、日本比較サイト制作合同会社までご相談ください。
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